カーリースのデメリット
カーリースのデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
答え
カーリースのデメリットは金利です。
現金一括と比べると、金利分だけ余分に費用がかかります。
他にも、カーリースのデメリットで言われていることがあります。
ひとつずつ確認してみましょう。
原則、途中解約できない。
カーリースを途中解約すると、残りのリース代プラン違約金が発生します。
私が実際にカーリースを1年で途中解約したケースで説明します。
私は2002年に車両価格、オプション、諸経費合わせて600万円のニッサンフェアレディZを5年リース契約しました。
しかし、僅か1年で途中解約しなければならなくなりました。
1年間に支払ったリース料金は、月額56000円の12回で67万円。
ボーナス払いありでしたので、ボーナス2回分で20万円あり合わせて87万円でした。
5年契約のリース料金は436万円です。
残価設定として164万円ありました。
これを1年で途中解約した違約金は184万円でした。
車を返却する上に、追加で184万円も支払うのは正直、納得できないことでした。
しかし、ローン購入したときと比較してみます。
600万円を60回分割で1年間の支払いは約135万円になります。
ローン金利は当時4.9%だったので支払い総費用は677万円になります。
ニッサンフェアレディZは、1年乗って買取に出すと310〜320万円くらいでした。
ローンで購入して1年で清算しても、利息分が戻っても180〜190万円はローンが残債が残ってしまいます。
つまり、カーリースだから途中解約にデメリットがあるわけではありませんでした。
1年での途中解約は一番割高になりますので気をつけてください。
カーリースの残価設定は、普通に車に乗った場合を想定してカーリース会社独自の基準で決められています。
そのため、もしあなたが車をローンや現金で購入して、5年後に買取に出したとします。
その買取価格と比較すると当然安くなっています。
買取価格は、車の人気や使用状態によっても大きく違いますから一概に安いとは言えないかもしれません。
車を売る場合、買取業者にあいみつをするのが一番高くなるので、下取りや買取の場合でも人それぞれの値段がつきます。
だから、カーリースの残価設定だから必ず損とは言えないでしょう。
カーリースには走行距離制限があります。
これは、カーリースは事前に残価設定を決めて、それに基づいて月額リース料金を安く設定することでお得になっています。
そのため契約終了後の走行距離が、残価設定よりも少なくなる必要があるためです。
走行距離が多い中古車は値段も安くなるので当然なことかもしれません。
もし、走行距離をたくさん乗る人ならカーリースはおすすめできないかもしれません。
でも、最近は乗り放題のカーリースサービスも登場しましたので、走行距離制限のデメリットはなくなりました。
まとめ
いかがでしょうか。
カーリースのデメリットに関しておわかりいただけたでしょうか。
カーリースの最大のデメリットは金利です。
カーリースは、車両価格の他に諸費用やメンテナンス費用も全てコミコミにしています。
つまり、総費用に金利がかかるので、その分現金一括をくらべて高くなります。
金利の負担が嫌な人は、現金一括を利用するようにしましょう。
でも、その現金一括ができないからカーリースを利用するんですけどね。
カーリース会社によって、
残価設定が高額だったり
短期リースで支払い総費用がすごく安かったり
する会社もありますから、
選ぶリース会社次第とも言えます。
では、カーリースのメリットについても確認してみましょう。
カーリースのメリット